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4.webサイトによる情報の共有化

本研究では、各団体や組織における個別の活動情報をどのように共有し、かつ、新たなデザイン展開を図るための場作りをどのように構築していくかも重要な課題であった。そこで、物理的に離れた距離における地域活動をアクティブに伝え、リアルタイムに更新していくことができ、かつ、コストを抑えるために、本研究専用のwebサイトを立ち上げることとした。(図4-1)

Webサイトの特徴は以下の通りである。1-シンプルな画面構成、2-ブログ形式による情報入力、3-関連団体・組織へのリンクと情報共有。

図4-1 WEBサイトのトップページ

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図4-1 WEBサイトのトップページ

4-1 シンプルな画面構成

制作したwebサイトは、ガイド情報ウィンドウおよび、最新活動情報ウィンドウ、関連サイトリンクウィンドウの3つで構成されている。

ガイド情報ウィンドウでは、本研究における研究課題および研究目的を常に表示させるとともに、最新の活動をテキストで掲載することとした。通常、サイトの説明事項などは、別ページに記載し、ホームページからリンクを張ることが多いが、本サイトにおいては、閲覧者に研究の趣旨を周知してもらうことが必要なため、ホームページで常に閲覧可能な状態にレイアウトした。また、数多い活動内容を簡潔に表示し、かつ、読み上げ機能などを用いた閲覧にも簡潔に対応していくために、各活動の最新情報をテキストのみでガイド情報ウィンドウに表示させた。この表示方法により、他サイトからや検索サイトからの自動リンクにも速やかに対応できることが期待される。

最新情報ウィンドウでは、ガイド情報においてダイジェストに表示された活動情報をより詳しく表示させている。このウィンドウでは、テキスト情報に加え画像情報も表示し、活動の詳細を見ることができる。更に詳しい内容を見たい場合は、画像あるいはリンクテキストをクリックすることにより、別ページで表示することも可能とした。

関連サイトウィンドウでは、本研究に賛同していただいた県下の各企業・団体などのwebサイトに直接リンクを張ったアイコンなどを一覧表示させた。これにより、各活動と支援する企業・団体の関係を明確にすることができ、研究の枠を超えた親密な関係構築が期待される。

4-2 ブログ形式における情報入力

本webサイトは、情報を更新・検索しやすいようにPHPおよびMySQLを用いて、サイト上で直接ページ更新が出来るようにした。特に、最新情報ウィンドウにおいては、テキスト情報に加え、画像情報、動画情報など、様々なコンテンツを掲載することがあるため、記載者の編集負担などを軽減するためにも、ブログや日記形式での情報更新は有効であると判断した。

ところで、本研究においては、活動の性質上、画像および動画におけるコンテンツ掲載が重要な意味を持つ。画像においては、通常のサイトに見られるような低解像度の画像ではなく、細部も詳細に閲覧できる画像を掲載することが期待される。また、動画についても、活動状況や個々の被写体が明確に認識されるような解像度の高い情報を掲載することが必要となる。このため、本サイトでは、静止画像の解像度を1024×768pixel、動画の表示解像度を720×480pixelと仮定した。この解像度においても充分とは言い難いが、今後、運用を重ねることによって、本研究に適した解像度などを決定していきたいと考えている。

4-3 関連団体・組織へのリンクと情報共有

本サイトの目的の一つに、各地域における産業の周知と連携を推進させていくことがある。研究に協力いただいている各企業・団体のwebサイトと相互リンクを張ることによって、情報の共有を密に行うことができると期待される。今後はRSS等の技術を導入し、各サイトの最新情報を閲覧者に直接配信したり、各サイト間の情報連携を円滑にしていくことが望まれる。

本サイトは現在試験運用の段階であり、一般の閲覧は準備されていない。今後の課題としては、1-関係者と一般閲覧者との情報の振り分け、2-画像、動画情報など、大容量のデータを保存・蓄積するための設備設置と維持管理方法、3-関係者と一般閲覧者との意見交換のできるサイト構築と運用方法、が挙げられる。


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