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図1 神戸研究学園都市および周辺集落((c)2006 Yahoo Japan corporation)

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図1 神戸研究学園都市および周辺集落((c)2006 Yahoo Japan corporation)

2 神戸市のニュータウン開発と学園都市

高度経済成長期に日本各地で行われたニュータウン開発は、神戸市においても1970年代から盛んに行われてきた。海と山が近接した神戸においては、平野部が少ない。このため神戸市では、大規模なニュータウンを開発するために、山を切り開き、その土砂を用いて海を埋め立てることによって、広大なニュータウンおよび商・工業用地を確保してきた。1985(昭和60)年には、神戸市西部の山林の土砂を用いて造成された、ポートアイランド*2 において、地域博覧会が開かれ、未来都市のあり方を世界にむけて提唱した。その後、六甲アイランド*3 、神戸空港*4 などの人工島を造成した。

神戸研究学園都市(神戸市西区。図1。以下、学園都市)は、神戸市の都市開発の一環として造成された街である。総面積約330ha、人口約15,000人。小学校や中学校などをはじめ、高校・短大・大学・専門学校など12校が隣接する学校集中地域である。また、学園都市がある地域は、かつて山林と田畑が広がる丘陵地帯であり、現在も農業が営まれている。また、近隣には1300年の歴史を持つ寺院などを有する旧集落がある。


 

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第1期:1966年着工、1981年竣工、総面積436ha。第2期:1987年着工、2005年竣工、総面積390ha
着工:1972年、居住開始:1988年、総面積580ha
2006年開港