A crowd / A group of a pig -Art in container competition at Kobe Biennale 2007-
2007年10月6日から11月25日までの51日間、神戸メリケンパークにて「神戸ビエンナーレ2007」が開催された。(写真1)
2年に1度の芸術文化の祭典であるビエンナーレが神戸にて開催された目的には、神戸のまちの歴史・経験を踏まえ、震災10年を機に文化を生かしたいきいきと進化するまちづくりの基本理念である、2005年12月に発足された「神戸文化創生都市宣言」がある。神戸に芸術文化の力を結集して内外に発信する機会を設け、神戸の芸術文化の更なる振興を図るとともに、町の賑わい、活性化につなげる試みである。*1
作者は神戸ビエンナーレの展示イベントのひとつである「アート イン コンテナ コンペティション」に出品した。12mの輸送用コンテナを各作家が表現の場として用いて、計45作品ものフリージャンル作品が並び、審査された。(写真2,3) 大賞は、コンテナ内にスーパーボールが勢いよく放出される作品で、埼玉県出身の臼井英之氏の作品、「40%」が受賞した。
本文では、作者のアート イン コンテナ展示の企画案から制作の過程、その発表の形態を報告する。