2-3 BALANCE 1995年 (写真6)
この作品も「IMAGE」と同様ガラスの小口と面を接着し、全体を構築している。この頃はガラスを木の板のように使用し、ガラスの厚み、重量感よりも透明感を重視した作品を多く制作していた。
自然界の絶妙なバランスをガラスの硬さと脆さで表現しているのだが、心象表現にこだわりすぎて素材の本来持つ力をそいでしまっているように思える。
写真6 BALANCE