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7 おわりに

 ウルムチは、首府で、その生活は近代化が進んでいた。しかし、ウイグル自治区の西端のカジュガルはシルクロード時代の雰囲気を色濃く残している。特にバザールで、古いものが発掘できそうである。しかし、ここも再開発の波に見舞われている。日干しれんがの家も木彫りのバルコニーの家も、今度来たときにあるかどうかわからない。下水が完備され、トイレも整った清潔な家に取って代わられているだろう。他のオアシス都市、クシャやホータンもまた再開発の波が押し寄せていると聞く。バザールや作業所などで人々の生活デザインを調査し、シルクロードにおける中央アジアの役割を分析することは、急を要することのようである。


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