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5.おわりに

結成4年目を迎えたeap2008年度の活動は、異分野との新しいコラボレーションプロジェクトを実践してきた。NPO法人えびすと造形表現学科の「えびすアートプロジェクト」は、地域の福祉現場と学生のデザイン力をつなぐ橋渡しを行い、「ものづくり」だけではなく、「ことづくり」、「まちづくり」まで発展する可能性を秘めた新しい活動であった。3年目を迎える「ちびたん」プロジェクトは、学生のデザイン体験の場から、第三者へのデザイン教育の提供という第2ステップに活動のステージを進めてきた。また、ユニバーサルデザインファッションショーでは、身体障がい者のニーズを聞き取りデザインに生かす、ユーザー起点のものづくりの方法を学んだ。どの活動もevenなデザイン、より多くの人により快適なデザインを提供する、というeapの理念を尊重しながら、活動の発展を実現している。

eapの活動は年齢や専門分野を超えたコミュニケーションの場であり、学生の感性やリーダーシップの育成を図ることができる貴重な実践教育の場でもある。今後もより良い社会の実現を目指し、evenという理念を社会に広め、地域社会と連携した取り組みを進めていきたいと考えている。

    

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