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4. ETUQ調査

ETUQ(Everyday Technologies Usage Questionnaire)は日常生活で使用されている家電製品等の所有と使用実態を訪問質問紙法で調査するもので、カロリンスカ大学のルイーズ・ナイガード教授が考案した*8。神戸大学大学院保健学研究科の種村教授をリーダーとする作業療法士チームが中心となり、ETUQ日本語版を作製し、両国の調査結果を比較検討することとなった。スウェーデンの調査項目の日本語化を行うとともに、日本の家庭では使用されない機器等を削除し、日本に特有の機器等を追加する作業を行った。例えば、公衆トイレのコイン投入や文字放送を削除し、炊飯器やこたつ、温水洗浄便座などを追加した。

2009年度はこの調査シートを用いて、独居高齢者、認知症と診断された独居もしくは日中独居高齢者らを対象に実態調査を行う予定である。


 

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LOUISE NYGARD: How can we get access to the experiences of people with dementia?, Scandinavian Journal of Occupational Therapy, 2006; 13: 101-112