3.ポール・ポワレの衣服デザインの構造

3-1 調査を行った12体のポワレの初期作品は下記の通りである。

1. キモノ・コート< REVERND > Ref.1963.30.3 1905年制作
2. ツーピースのイブニング・コート Ref.1969.75.1 1907年制作
3. アフタヌーン・ドレス   Ref.1986.1.31 1908年制作
4. 小さなセレモニーのためのドレス Ref.1969.15.5 1910年制作
5. ガーデンパーティーのためのドレス Ref.1970.29.4 1911年制作
6. ドレス<ESTIVALE> Ref.1986.1.176 1911年制作
7. 毛皮付きコート<PELISSE> Ref.1986.125.1 1911年制作
8. セレモニーのためのドレス Ref.1958.39.1 1912年制作
9. アフタヌーン・ドレス Ref.1963.25.57 1912年制作
10. キュロット・ドレス Ref.1991.182.X 1913年制作
11. サマー・ドレス Ref.1986.1.176 1913年制作
12. ドレープ・コート Ref.1986.105.11 1914年制作

 

これらの作品に対して、出来上がり寸法の計測、構成パーツの形状、素材、縫製仕様の調査を行い、それらのデータを元にして設計図(パターン)を割り出した。そのパターンを用いてトワールを作成した。本報告においてはその中から特徴的な構造を持つ5体のモデルを選び、その説明を行う。

作品名は、ポワレ展カタログにおいて記されているものを用い、リファレンスNo.は、作品を保管している図書館技術サービス/パリ文化機構のものを用いた。



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