第4回協議会は9月2日に開催され、線路跡の利活用に関する提案と三木駅および周辺の整備計画に関する提案とについて、それぞれ複数の案を比較検討した。線路跡の利活用については、遊歩道としての整備計画案とトロッコの運行を可能にする整備計画の2つの案、三木駅および周辺の整備計画については、三木駅舎の配置と周辺道路整備の有無の違いによる5つの案が示された。
これらの案の内容に関する質疑応答を行なった上、それらに含まれる個別の整備項目に対しての評価を各委員が行なった。実現したいと思う項目にチェックすると共に、特に意見がある項目について自由記述してもらった結果が下の表である。
車両については、維持管理の困難さから全て売却するという意見が大勢を占めた。三木駅舎に関しては、鉄道記念館および地産地消の基地として残す意見が多かった。別所駅、石野駅の駅舎を地区交流施設として利用するという意見は必ずしも多くはなかった。軌道敷の利活用については、遊歩道とする意見が最も多かったが、一方で軌道敷の現状保存を望む意見も多かった。三木市外の厄神駅~宗佐駅間の軌道敷に関しては、バス専用道路としての利用を望む意見も多かった。三木駅周辺土地の利活用としては、車の流れをスムースにするための道路整備を望む意見が最も多く、イベント広場やバスターミナルの整備を希望する意見がそれに次いだ。避難所・防災施設の整備や商業施設の併設を望む意見も少なくなかった。列車運行については、トロッコの運行を希望する意見が多かった。